アニーキ!

「複雑な人間関係も恋愛も、時には戦いみたいなところがある。
目に見えない予測しえない心の動きがあると、ささいな一言で傷ついたり泣いたり。
逆に思いもよらぬ言動で、人は笑ったり元気になったりする。」


(寺島進連載、産経新聞コラム『映画感染』より引用)



PROFILE
1963年、東京都深川。畳職人の次男として生まれる。
高校卒業後、俳優養成所である三船芸術学院を経て、三船プロに所属。
師匠の運転手をしながら殺陣、スタントの稽古に明け暮れ、「鬼怒川ウェスタン村」のウェスタンショーにも出演を重ねる。

ある劇団への客演中に松田優作に見初められ、'86年、松田優作初監督作品『ア・ホーマンス』でヤクザ役にキャスティング。
これが映画デビューとなる(今年2006年で20年目!)。

その後、オーディションをきっかけとして'89年に北野武監督作品『その男、凶暴につき』に出演。
この作品への出演が映画ファンの間で一躍評判となり、以降『ソナチネ』('93年)をはじめ、ほとんどの北野武監督作品に出演し、
欠かせない存在となった。

またその才能は他の若手監督からも絶大なる信頼を得ている。
篠崎誠監督『おかえり』('95年)では初主演を果たし、ロンドン、テサロニキ、トリノ、ナント、ベルリン、香港と、世界の映画祭で絶賛され、
第5回東京スポーツ映画大賞 新人賞を受賞。
是枝裕和監督作品では『ワンダフルライフ』('99年)、『ディスタンス』('01年)、『誰も知らない』('04年)と続き、
最新作『花よりもなほ』('06年)にも出演。

他、主演をつとめ高い評価を得た熊切和嘉監督『空の穴』('01年)、『幸福の鐘』('03年)をはじめとし、
利重剛監督作品『エレファント・ソング』('94年)、石井克人監督作品『鮫肌男と桃尻女』('99年)、三池崇史監督作品『殺し屋1』('01年)、
黒木和雄監督作品『美しい夏キリシマ』('02年)、崔 洋一監督作品『血と骨』('04年)など出演作多数。
深い存在感を示し、今や日本映画界に欠かせない重要な俳優の1人である。
最近では『KIRIN FIRE 金持ち兄弟』などのCM、『逃亡者 木島丈一郎』('05年)、『富豪刑事デラックス』('06年)を始めとするドラマなど、
テレビ界でも出演を重ねて注目を集め、その演技の幅をますます広げている!

(参照元: オフィス北野の公式サイト、雑誌「SWITCH」2002年2月号)


受賞歴
☆1996年 第5回東京スポーツ映画大賞 新人賞(『おかえり』より)
☆2000年 第14回高崎映画祭 最優秀助演男優賞(『ワンダフルライフ』より)
☆2001年 第56回毎日映画コンクール 男優助演賞(『みすゞ』『BROTHER』『空の穴』より)
☆2002年 第11回日本映画プロフェッショナル大賞 主演男優賞(『空の穴』『みすゞ』より)
     第11回東京スポーツ映画大賞 助演男優賞(『BROTHER』より)
☆2005年 第3回日本DVシネマ大賞 優秀助演男優賞
☆2006年 第29回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞(『交渉人 真下正義』より)


出演映画(監督名)


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